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過払い金

テレビ、ラジオなどで過払い金請求のCMをよく見るものです。
過払い金とは、払いすぎた利息のことで過去に遡って債権者から返してもらえます。

 

払いすぎた利息とは、グレーゾーン金利と呼ばれる金利18%を超える部分です。
クレジットカードもショッピングリボやキャッシングの金利でグレーゾーン金利が適用されていた時期がありました。

 

最近は時効の成立によって過払い金請求の対象者は少なくなっていますが、同じクレジットカードでキャッシングやリボ払いを継続的に行っている方は、取り戻せる過払い金があるかもしれません。

 

 

過払い金は2005年以前の借入

現在は貸付金利は利息制限法によって、元本100万円以上15%、元本100万円未満18%、元本10万円未満20%の範囲内で貸付が行われています。
利息制限法は昔から存在していましたが、消費者金融やカード会社は出資法に基づく29.2%以下の金利で長年貸付をしていました。
利息制限法を超えて出資法の範囲内の金利はグレーゾーン金利と呼ばれ、長年問題視されてきました。
それが2005年に最高裁の判決で利息制限法を超える個人への貸付は違法になる判決が出たことで、過去のグレーゾーン金利は取り戻せるように変化しました。

 

2005年以前から継続してクレジットカードを使っていたり、過去に長年リボ払い等の返済で苦しんだ経験がある人は過払い金問題に強い法律事務所に相談して過払い金の有無を確認してみてください。

 

 

最後の返済から10年で時効成立

過払い金があったとしても最後の返済から10年で時効が成立します。
グレーゾーン金利の撤廃から14年経過していますが、ポイントになるのは最後の返済から時効が計算されることです。
2005年の最高裁の判決によって各業者は利息制限法の範囲内による金利設定に見直しました。

 

しかし、グレーゾーン金利を払い、2005年以降も完済せずに支払いを続けていた場合は完済するまで時効の起算日にはなりません。
継続してリボ払いなどを使っていた方は、最後の支払いが2009年以降であることを条件に請求できる過払い金の権利が残っているかもしれません。

 

 

過払い金の請求方法

過払い金を弁護士に相談

過払い金問題に強い弁護士か司法書士に相談して手続きを進めることになります。
解決方法は、弁護士などの代理人による示談交渉と、訴訟調停等の法的手続きがあります。
大半のケースは弁護士、司法書士による示談で解決しています。

 

訴訟を起こすと100%負けることをわかっている金融機関は示談交渉を前向きに応じてくれます。
ただし、示談で解決した場合、過払い金の一部が減額されることになります。訴訟に進むと弁護士費用が高額になります。
金額が大きい場合は訴訟をした方が受け取れる過払い金が大きいですが、大半の方は多少条件が悪くなっても手間なく解決できる方法を選んでいます。

 

示談での解決の場合、交渉と手続きは法律事務所が行ってくれるので、依頼をして数ヶ月後の返還を待つだけです。
過払い金請求で広告を出している法律事務所は初期費用0円で返ってきた過払い金から報酬を差し引くサービスを行っています。